負帰還増幅回路

私たちの冷たいコーラ活動

Parrot Zikを買った

こんばんは、女騎士です。

このブログに「負帰還増幅回路 特徴」などの検索ワードで訪問する方が十数%いらっしゃるようで、真面目だけど要領のよろしくない電気電子工学科の学生がレポート提出のために藁をもつかむ思いでYahoo先生に教えを請うた結果「こんばんは女騎士です」みたいな意味不明な文章を見せられていると思うと何だかいたたまれない気持ちになるのでブログタイトルを変えることを検討していますが良い代案がないので本日は見送ります。

 

ぎゃあぎゃあ喚いた挙句ようやくヘッドフォンを買いました。

Parrot Zikというヘッドフォンです。

http://instagram.com/p/yXBiyEOtUb/

 

2年以上前から売ってるモデルで、こないだ新モデルの2.0が発売されてそちらは機能はかなり向上してるのだけど、どうもこのマカロンみたいな見た目がピンとこず結局旧モデルにしてしまいました。以下簡単なレビューです。

 

購入の経緯

詳細は以前の記事に書いたとおりだが、そもそもそこで「携帯性優先」とかあれこれのたまった挙句に完全に見た目で決めてしまう形に。

他のヘッドフォンは如何にも「お前のヘッドでばっちりフォンするぜ!」みたいなデザインで、まあそれはヘッドフォンなので当然だし別にいいんだけど、それでも女騎士が頭につけててもまったく不自然ではないシャレオツなデザインの唯一無二さが捨てがたく、購入してしまった。正直成金趣味っぽい色かなあとも思うんだけど(他に持っている人がいたらすみません)、柔らかい曲線とマッチするこの色合いを気に入っている。

 

音質

今のところどんなジャンルでも快適に聴けている。ボーカルパートの輪郭がはっきり前に出てきつつも脳髄に響くような低音の効きに高音域の比類なききらびやかさと全体的に良好な周波数特性を示しストリングスの調和感から金管楽器倍音までしっかりと表現できまるでコンサートホールの空気感を再現したかのようなまろやかでコクがありそれでいてのどごしは爽やかといったラーメンのレビューに出てくるような高度な表現力は求めていないので、「人の声が聴こえる」「Lowがモコモコしない」「ハイハットがシャリシャリしない」「ストリングスがハチャメチャに潰れたりしない」といった基本項目で及第点を取れば満足なのだ。

 

iOS/Androidの専用アプリで7バンドのグラフィックイコライザが使えて、細かいというほどでもないが割と効きがよく大胆にイコライジングできるので、ある程度であれば好みに対応できそう。ロック向けの固定EQとして故ルー・リード氏のセッティングが用意されており、The Velvet Undergroundを聴いて育ったのでありがたみがある(権威に弱い)、ただ何のジャンルでもってセッティングではないので曲による感じ。

あとコンサートホールエフェクトという機能が使用でき、リバーブなどの効き具合をサイレントルーム・リビングルーム・ジャズクラブ・コンサートホールの4段階から、音源位置をスピーカーの対向角度として設定できる。

ノイズキャンセリングは4マイクとのことでなかなか効きが良く、リスニングへの悪影響を軽減するものの環境音が聴こえないということはないので安心して使える(駅のアナウンスなども聴こえる)当然だけどインパルス入力のようなノイズは除去できず、電車の走行音や環境音を抑えるくらいの効果。

 

適当にリファレンスとして聴いた感想をざっとまとめ。EQはとりあえずフラットよりMiddle(160, 2.3k)を少し上げ、コンサートホールエフェクトはリビングルームで音源位置±45degにしている。

 

管弦楽だとSinopoli+VPOのLa forza del destino, SinfoniaやらOrpheus Chamber OrchestraのAdagio in G minorを聴いてみたところ弦の聴こえ方が良い、おそらくオケとか聴くのに向いてるヘッドフォンなんだと思う。

The BeatlesThe Velvet Undergroundなどの古い音源でも全体的に鳴りが良い感じでバランス良く聴こえる。

ANTHRAXKillswitch Engageなどミックスとかマスタリングが良いMetal系の音源はツーバスや速いタム回し、ギターのリフも潰れずしっかり聴こえて良い(X JAPANは元の音源があれだから…)あとハーマンはイケメン

ColdplayMuseなどの曲でコンサートホールエフェクトONだと空間系のエフェクトが強い曲はとてもリッチに聴こえる

BRAHMANとかHAWAIIAN6だとギターがちょっと物足りない感じはあるのでEQ変えたほうがよさそう

アニソンは最近流行りの音圧バリバリ稼いでる系の音源でもそんなにうるさくない(ひとくくりにするのはなんだか申し訳ない)。Won(*3*)Chu Kiss Me!をコンサートホールエフェクトでコンサートホールモードにしたらイントロのところがめっちゃ面白いことになって思わずフフッwってなった

 

操作性・使い勝手

右のハウジング部に指を触れることで再生/停止、次の曲/前の曲の選択、ボリューム調整、ついでに電話へ応答しそのままハンズフリー通話もできるし、ヘッドフォンを外したら自動で一時停止します。うーん未来的。実質フューチャリングガールだ。

近くにいる友人にいきなりヘッドフォンに触られて「ハハハよせやい」みたいな展開にならない限りマフラーが触れるなどで曲が勝手に切り替わったりすることはなさそうだが、たまに音量調整(上下になぞる)しようとして一時停止(普通に触れる)になるときがあるのは慣れで改善するか微妙なところ。

電池の持ちは1週間弱の通勤では問題ないレベルだが今後バッテリがヘタるとどうなるだろう…。あと色が白だし汚れとか気になるだろうけど、中古実機を見る限りではケア次第で許容範囲を維持できるかな。

 

不満点

ファームウェアアップデートのやり方、説明だとかなり簡単に書かれてるけど説明通りの挙動じゃなくて焦った(英語のサポートページを見た方がマシだった)。説明書は一応日本語があるけどあまり丁寧ではない。

あと買うときにわかってたことだけど、冬は耳が暖かくていいのだが夏にこのヘッドフォンする気は起きないのが…夏は手ぶらか小さい鞄を持つことが多いし別のソリューションを用意する必要がある。

 

 

 だいたいこんな感じです。

とりあえず夏まではこれで音楽を楽しみたいです。 人気モデルらしいですけど街で見かけたこと一度もない気がする。。。

 

【国内正規品】PARROT Zik Bluetoothワイヤレスヘッドフォン ノイズキャンセリング PF560012AA3C122105

【国内正規品】PARROT Zik Bluetoothワイヤレスヘッドフォン ノイズキャンセリング PF560012AA3C122105

 

 

 デザインが好みであれば機能が向上している2.0のほうがおすすめです。

 

 こういう商品を購入する際の選択態度について、職業柄というか業務でアーキテクチャ選定などのときにやってるみたいに、比較する対象についてそれぞれ Pros./Cons.を明確に並べた上で各カタログスペックに対してポイントを付加し重み付けを行い総ポイント数を算出しBestの選択肢を機械的に採 用することで目的を達成し価値を最大化する、といったスタンスのほうが健全なのかもしれませんが、自分だけに影響するものを選ぶときにはある程度雑に直感 で決められる(ただし誰も責任を取ってくれないので割としっかり悩む)という点は我ながら良いところでもあるのかなと思います。